2020年11月24日 ドクターブログ
皆さまこんにちは。
ドクターMです。
先日
元気100倶楽部11月例会にて
「足のアンチエイジング
~元気に歩いて100歳!~」
というタイトルで
講演を行ってまいりました。
会場は
九大医学部百年講堂、中ホールです。
席の間隔をあけて、
約70名の参加でした。
9月のブログにも書きましたが、
この元気100倶楽部は、
原土井病院理事長原寛先生が
設立された市民団体です。
2017年に亡くなられた
日野原重明先生
(聖路加国際病院名誉院長)が
2000年に立ち上げた
「新老人の会」
の流れを汲んでいます。
今回はまず、
御年88歳の原寛先生のご講演
「私が実践する元気で
長生きする方法」
代々黒田藩医を務めてこられた
原家の歴史、
半世紀かけて地域医療・
高齢者医療に
取り組んできた
原土井病院の歴史、
日本の高齢者の現状を踏まえて
取り組むべき健康法を
具体的にお話されました。
日野原先生の教えと、
貝原益軒の「養生訓」を融合して、
原寛先生が提唱されている
「現代養生学」
をベースとした健康法
腹八分、
食事内容(蛋白質やビタミン多め、
糖質控えめ)、
じっとしてないこと、
しっかり眠ること
当たり前のようで
実践し続けるのは難しいことです。
さらりとスクワットをしながら
「とにかく体を動かすこと、
特に足の筋肉を使うこと、
そのためには足が大切です」
と原先生からバトンをいただき、
私の講演に入りました。
9月例会では
「足のスキンケア」が
メインでした。
今回は第2弾として
「足の老化」とその対処法
「足のアンチエイジング」
がテーマです。
浮腫(むくみ)や動脈硬化、
筋力低下による足の変形、
関節可動域低下が加わり
足のトラブルにつながることを、
臨床写真を交えながら説明し、
その対処法や予防法について、
皮膚科医の立場からお話しました。
皆様熱心に耳を傾けて
いただきました。
正しいフットセルフケアを行い、
足に合った靴をきちんと履き、
運動していただきたい。
そして、人生100年時代…
最後まで自分の足で歩いて、
自分らしい人生を送っていただきたい。
元気に歩いて100歳!
思いを精一杯伝えてきました。
秋晴れの空が気持ち良い
日曜日でした。
ドクターM